先日、JASの講習会を受けてきました。
当社は、JAS認定工場になっていて、4名の有資格者がいます。
来年から始まる、あんしん保険に、JAS製品以外は受け付けないと言われてしまうと、全国の多くの製材所は廃業しなければならなくなります。
幸い、一気には進まない旨の話を、講師の先生からお聞きしましたが、どうなっていくか心配事でもあります。
含水計・グレーディングマシーン・乾燥施設・製材機・小型製材機(テーブル)などをいざというときの為に対策していますが・・・。
今日の講義で、天然乾燥はJAS製品になりえないという方向を、非常に不満ですが確認しました。また、内部割れがあって、しかも木が本来持っている樹脂分が残らなくても、高温乾燥に向かうという方向性も理解しましたが、釈然としない思いもあります。⇒こういう方向が何年か経って大きな問題にならなければ良いと思いますが・・・・。
反省すべきは慣れにまかせて、いい加減な商品作りをし、提供してきた業界に問題があったと思います。
自分たちの都合の良いことばかりを考えてきた ツケ が今になってまわってきたように感じました。
JAS製品ではありませんが、JAS製品以上のものづくり、天然乾燥の意味を伝え、強度と色艶、住まい手の味方となる構造材で勝負したいと思います。
天然乾燥は難しいと聞きます。天然乾燥といっても2年、3年さえ置けば乾くし、それが本当の天然乾燥ですが、3ヶ月や6ヶ月で天然乾燥と言うので、基準が無いのです。
しっかり乾かした、人によいものを作っているという本当の意味を正しく理解さえして頂ければ残っていくべき材と思います。
そして、当社が伝えていかなければならない、責任があるとさえと感じています。
奈良県 阪口製材所
「山 笑う」は、春の季語。
夏は 「山 滴る」
秋は 「山 粧う」
冬は 「山 眠る」・・・
季節の移ろいは美しく、人の心をとらえ、豊な心を育んだ。
自然と戯れ、愛でる心が、生んだ色や形・・・
世界が羨む日本の宝を、私達が知らなくてどうしよう。
古に学び、四季を生き、日々をときめかせたい!
「森林の教育文化機能」 には・・・続く単的な言葉を求められると、何から話せばいいんだろうか、戸惑ってしまう? けど・・・人間の脳の発達(心の育ち)が森林と交わりで深くなる!
子どもの発達に自然科学は重要!!ということは肌で感じている。
それなのに、今、子供達は、昔に比べると外で遊ぶことが減り、極端に自然にふれることが少なくなっている。
それはなぜか? 子どもたちのせいではない。大人がしてきたことのつけ・・・
開発を善と信じすぎ、悪の面を補わなかったから、子ども達の上下のつながりが跡切れたり、遊びなかまを近くで見つけられなかったり。その上、土・水が隠され、緑が減っている生活環境。
本来なら、いつでも、どこででも、だれとでも遊んでしまう子ども達にとっては息苦しいはずの今の世の中。それなのに、精一杯、限られた中で遊び、満足している。子どもはエライ!!
今、私が子どもに戻ったら・・・発狂してるだろう! 「一人、家の中」は、嫌だ!!っと。
そう思うから・・・ 私は、いつでも、どこででも、だれとでも遊ぶってことを、子ども達にどんどんさせたいと思っている。
子どものうちにいろんな『楽しい』を存分に感じて欲しいと思う。
『楽しい』は、自らが育つ源だから!
● 森林には、自ら見つける『楽しい』がある。
美しい不思議という『楽しい』もある。
人とつながる『楽しい』も実感できる。他にも・・・
● 森林に限らず、自然には生きる楽しさを心の根っこに刻んでくれるおもしろさがあるんだな。
ただ、その面白さを生かすも殺すも、人間次第。
もっと機能を活かそうよ!! 日本全体で今一度考え直さないと、いけない時代になってきているんではないだろうか!?
もう一度子ども達の遊ぶ姿を取り戻そうよ(ー_ー)!!
その涙 忘れるな!!
くやしかったら 初心にもどれ!!
一歩一歩でいい 前見て!!
感謝の心で 善を尽くせ!!
コボット㈱ 田中哲司
昨日、あるインテリアコーディネーターの方と話をする
機会がありました。
「塩ビ素材を使わない病院建築」
お話を聞いてとても納得しました。だって、病院の内装って
殺伐としてます。最近体調がよくなくて病院に通っている
ので良くわかります。
帰りに大手ゼネコンに勤めている友人に電話しました。
me:「おまえんとこ、医療法人の仕事多い?」
him:「多いよ」
me:「自然な建築材料で病院作って欲しいっていう理事長いた?」
him:「高くつくから、100%やんないね」
このインテリアコーディネーターさんが現場に入れば
そんなに高くなくて、本当に病気の治る病院建築が可能なのに。
これからの彼女の活躍に期待したいと思います。
osmo daikoku
東京出張。警視庁があるように全てのソレがここには集約
されている。
今夜、ある雑誌の編集者を飲みにさそった。
シイナマコト~(注:から)最近では司馬リョタリョウを読むにまで
至った私は400字詰め原稿用紙200枚を突破するほど原稿を書く、
自費出版いいカモ...かも。
でもオイのシュチョウーは「建築は文化だ」。これに尽きる。
(家を建てることこそ、マニュアルレイバーの集大成、
だって普請するっていいますやん)
「建築は文化」、五回繰り返しても早口言葉にならない、
こ・れ・は・真実だ!!
その編集者は「スミマセン、終電なので」と言い残して
四谷三丁目の暗闇に消えていった。
収納の知恵や工夫は色々あるけれど、ふと立ち止まって考えた。
...なんでこんなにモノが多いねん...
我が身を振り返ると、色んなことに追われてるうちに、家の中で書類や小物がどんどん増殖している。
いつも今度よ~く片付けしよう!...と思うのだけど、まさに時は流れ、改めて片付けのエンジンをかけ直すのに難儀しているんだな(^_^;)
私達が暮らしていくためには、一体どれだけのモノが必要なのか?
"下着は3枚あれば足りるよな~"=計画的に暮らせば、それで間に合うのだ。そして
"現在・生活に使っているモノの他には、思い出(子供たちの成長記録や写真・過去に着ていた衣服の切れっ端など、自分が生きてきた歴史が刻み込まれたモノ)こそが収納すべきたいせつなコト"
今あるモノを捨てない-そのためには持たない...空間には限りがあることを常に肝に命じて、無駄なく、そして楽しみながら生活出来たら!
まだ使えるモノは、もったいないから捨てなくすむ工夫(譲る・リサイクルshopに持ち込むなど...)を考えようと思う!
今の生活(=今の自分)を、この際思い切って見直そうと思う!!
コボット㈱田中哲司
※ 無垢フローリングと、合板フローリングの違いって?~~~~
無垢フローリングは、自然のものです。生きているので伸縮し、ひとつとして同じ表情はありません。
この絶妙な木目の間隔は、そよぐ風、木漏れ日などと同じ、自然界に満ちている心地よい、安らぎや幸せを感じさせてくれる"ゆらぎ"といわれています。さらに、木材から反射される光は、木の表面の凹凸が光を拡散する為、目に優しい光となります。
また、もしキズがついたり汚れたりしても、表面をサンダー掛けして塗装すれば、手軽に何度でも再生ができます。それと比較して、合板フローリングは、人工的なもので薄板を何枚も重ねてある為殆ど伸縮しません。
施工手間は格段に楽で作業時間もかかりませんので、当面コストはおさえられます。しかし、時が経つにつれ剥離を起こす可能性があります。剥離を補修することは殆ど不可能です。自然のものと、人工的なもの。それぞれのメリット・デメリットがあります。
建築時だけのことでなく長い目で、満足度・耐久性・メンテナンスまで含めた経済性を考え、ご自身が生涯満足できるフローリングを是非セレクトして下さい。
※ 無垢フローリングを理解してもらうために必要な事~~~~
自然の木で生きていますので、冬から春にかけては暖房などの乾燥によって隙間ができ、湿度の高い梅雨から夏にかけては、湿気を吸って伸びるため、この隙間は小さくなってきます。四季を通じて伸縮を毎年繰り返します。
★ 無垢フローリングは乾燥材ですが、生産時の品質をいかに高めても、季節による湿度変化・環境・使用状況により、反り、膨張、収縮、割れ等を無くすことは不可能です。特に表情に特徴的なキャラクターがある商品ほど伸縮等の変化が起こりやすいのはやむを得ない事です。
これらは生きているこそ自然現象であり、かつ現場の環境によって異なるため、保障をすることは出来ません。
★ 湿気の多い洗面脱衣室等や、梅雨時期、または長時間家を閉めッきったり、湿気の多い日に窓を開けたままにしていると、湿度が高くなり反ったり、暴れたりすることがありますので注意をし、換気・乾燥を十分行って下さい。
(※ 特に施工後は室内の湿度が高い為、換気・乾燥に留意して下さい。)
★ 施工後しばらくの間は、フローリングが環境に馴染もうと伸縮をし始め、歩くと実部分で『ピリ、パリ』ときしみ音のような板鳴りがすることがあります。(床暖の使い始めは、踏まなくても音がする場合もあります。)が、段々と落ち着いてきます。(施工上、不陸等の問題がある場合は別論です。)
※ 自然OIL塗装とは~~~~
ほぼ植物などの自然素材から構成され再生可能な資源が原料の、日本オスモかリボスをお勧め致します。有害化学物質製品を含まず、環境と人にやさしい塗料です。従来のウレタン塗装などとは違い塗膜を作らず、木の呼吸を妨げない為、木に浸透してよくなじみ、木の持つ風合いをいつまでも保ち続けます。
また、湿度がほぼ一定に保たれた快適な生活が実現できます。メンテナンスは容易ですので、定期的に正しく行えば、常に綺麗な状態を保つことができます。
その反面、塗膜がない為、水などの液体に対しても弱い面もあります。換気・乾燥が不十分であると、湿気で表面が湿ったように感じる場合もありますが、換気。乾燥をすれば元に戻ります。
※ エコウレタン6面塗装(床暖対応)とは~~~~
フローリングの含水率を通常より低い状態(乾燥釜出しを数回繰り返し、最終の釜出し直後平均7%以下、通常は平均10%以下)で特殊なウッドシーラー(戸外看板等用)を導管に染め込ませ、木の動きを安定させてから、6面塗装することにより、外気の湿気を吸いにくく、水分バランスをうまく保つことができ環境の変化を受けにくくなります。
(エコウレタンとは、シックハウス問題に関わるトルエン・キシレン・ホルマリン等溶剤を含まない、F☆☆☆☆環境対応型エコ塗料です。表面をエコウレタンで塗装することにより、水気などの浸透を抑えます。自然OILに比べると、耐磨耗性・対汚染性に優れています。その為、表面はつるっとした仕上りになります。しかしながら、使用頻度が高い部分の塗膜が剥げたり、キズつくことは避けられません。その際、再塗装、補修することは専門家でないと難しい所もあります。)
※ 隙間について~~~~
木の風合いを保つ為、絶乾状態ではありませんので、エコウレタン6面塗装(床暖対応)を施してあっても、高温(30℃以上)または長時間の使用・環境等によっては収縮が著しくなり、高温であればあるほどフローリング実部分に大きな隙間や割れが発生することもございます。(床暖房を使用しない場合でも調湿機能が働き若干の隙間ができます。)
場合によっては5mm程縮む事もあります。どこが何㎜縮むかを予想することは不可能なことです。ご理解のうえご使用願います。(縮みを抑える為に、加湿器の使用をお勧めします。)
※ してはいけないこと~~~~
家具等の床暖房に接する面積が大きい物や、座布団・じゅうたん等放熱を妨げるものを、床暖房の上に置かないで下さい。
床暖房を、洗濯物・布団等の乾燥物として使用しないで下さい。
フローリングに異常に熱がこもり、極端に伸縮し、ソリ、ひび割れ、変色、強烈な隙間が出る原因になりますので、絶対にしないで下さい。
※ その他に注意すべきこと~~~~
水廻り等、水のかかる可能性の高い場所ではマット等のご使用をお勧め致します。もし、水、洗剤等をこぼした時は素早く拭き取って下さい。水に濡れたり、濡れたマットをそのままにしておくと、塗膜の剥離・割れ・変色・毛羽達・ソリ・カビ等の現象が起こります。
特に、無塗装・自然OIL塗装は、必ずと言っていいほど上記の現象がおこりますのでご注意下さい。
長文で読みにくいと思いますが、上記に記載した事項をよくご確認頂いて、ご使用下さい。
コボット㈱ 田中哲司
私が尊敬している野池さん(住まいと環境社)が書いていることの中からご紹介します。
エコプレミアムとは?
商品の価値を、価格や機能だけで(一般にプレミアム商品とは、そんな商品を言います)判断するのは間違いであるということ考えに立ち、その商品が環境に対して負荷が低い故に、プレミアム商品であるというものを意味します。現時点で、残念ながら、そのようなものはほとんど存在しておりません。しかし、我が国の商品開発は、そのような方向性を目指すべきだと考えます。
~~ここから引用~~
安井至さん(国連大学副学長)が提唱している言葉で「エコプレミアム」という話があります。
安井さんはロレックスの時計がエコプレミアム的な価値が高いと言う。なぜなら、高額ということで世の中にお金は回るし、修理して長く使うということでそうした経済や雇用が生まれ、ゴミも少ないという理由だ。初めてこの考え方に触れたとき、かなり驚いた。「ほう、なるほど」と思ったわけだ。
経済がこのままで(つまりお金の回り方に変化がなく)、環境負荷を減らしていこうとしたとき、「できるだけ形のないもの」にお金を使うというのがよいことになる。またもし形があったとしても、そこに使われる材料を少なくし、それを長持ちさせるのがよい。
私はお金の回り方自体を少しずつ減らしていくのがよいのではと思っていたから、とても新鮮な考え方だと思ったわけだ。
~~ここまで~~
例えば、時間を知るためだけの安物は、それこそ1000円以下で買えます。これでも、確かに時間を刻みます。一方、手作りに近い腕時計、ロレックス100万円。使っている地球資源の量は似たようなものでしょう。
環境環境と言うと、ケチ臭く生きることだと思われるかもしれませんが、それは間違いです。それでは人間の豊かさが失われるからです。ロレックスの価値とはなんなのでしょう。それは、人間の知恵と技巧が込められている作品だからです。いわば無形の価値です。それを評価できるからです。
この考え方は住宅にもつながりますよねぇ。
雨風をしのぐ箱なら安くてもいいと思うのですが、人間が生きていくために必要な環境(精神的・肉体的・家族の和)を作ってあげられる場所としての住宅は『エコプレミアム』であるべきですよねぇ。
『エコプレミアム住宅』
ライフサイクルアセスメント(Life Cycle Assessment)を考えた材料の選択(もちろん木材は日本の国土保全に役立つ国産材の仕様)と、住む人に安らぎと憩い・癒しを与えられる環境設計で、確かな知識と腕がある職人集団で作り上げる住宅。
このような住宅は少しずつ手入れしながら、何世代にもわたって住み続けてくれるでしょうね。
(株)ムラモト 村本喜義
ふと思う事がある。
小学生の頃、うさぎに、にわとりに、と草を選びに、学校に持って行っていた。
中学校では、ひろ~い運動場で、ゆとりの時間にひたすら草むしりをした、雑草...
今、うちの子供達は、やれインターネット・やれマンガだと、室内に閉じこもりひたすら画面とにらめっこしている毎日!
果たしてこんな世の中でいいのだろうか!!
本来、『子供にとっての魅力ある場所は、何だったんだろう?』と、感じた。
私、昭和46年以前に産まれた年代達の遊び場は、
何でもないところ!だったのではないだろうか?
例えば、ただの草っ原。
大人が子供のために、という名目で作ったおしせきの場所とは、違う魅力があったと思う。
遊んだことのある子供ならわかるはずだと思う。
創造力を入り込ませ、それぞれの感性で遊ぶ楽しさ\(^o^)/
身の周りにある何でもないものの価値、今一度見直す時なんではないだろうか?
ちょっと前ですが、一冊の本を読んだ時の感想
【向こう三軒両隣り】(インデックス・コミュニケーションズ発刊)建築家 田中敏薄
家の確かさと豊かさに力強さを取り戻すため、建築家が家の再生に取り組もうと考えた。
その第一歩として、子供の目線で家について伝えようとするシリーズ。
少子高齢化に向かい合う日本のこれからの家づくりに何より大切なのは?
ほんとうのいい家ってなんだろう?
『かくれんぼ』と『にらめっこ』の遊びのなかの気持ちを大事にした向こう三軒両隣りのくらし...家と家をつなぐ...
『自分だけではなく、みんなのことも考えながら、一軒だけではなく街並みのことを考えながら、今日だけではなく、未来のことも考えながら、家のことを考える』
住宅にとって大事な事はこれなんではないだろうか?
コボット㈱田中哲司