庭のはなし
2008年5月12日 14:06
5月の連休明けって大好きです。意外と静かなのです。街は・・・。
Ms(エムズ)の三澤はいつもせっかちで、花鳥風月など縁の無い男と思っているのではないでしょうか?
私、これでもロマンチックな人格なのです。人はそうは見えないこと、多々あります。
そう見えて実は意外に・・・。
もう一人おります。ロボットの田中君。宮崎駿のロボットみたいです。ではなくて、コボットの田中君。このお兄さんもいかつい顔なのに花は植えるし、イラストうまいし、文字もかわいいし、外観では人はわかりません。
向こうがやんちゃな哲ちゃんであれば、私はやんちゃなやっちゃんです。
上記までが冗談です。閑話休題。
写真はエムズのお庭です。15年前に植栽も40種類植えてあります。
アジサイ・ユキヤナギ・ボケ・エゴ・ザクロ・野村モミジ・梅・カシ・シダレ桜・キンシバイ・シャラ・ドウダン・サツキ・ホウ・コデマリ・ナンテン・バラ・コクチナシ・・・
あといっぱいの四季の花にとても癒されます。
エムズは「木の住まい」を創っていますが、住む器としての木の家というと建物だけと思われますが、私たちは環境をつくっているのです。
向こう三軒両隣にまで気持ちよく「木の住まい」の影響が良い方向に向かう住まいなのです。それゆえ、建物本体だけの設計などありえません。植木を愛してくれない住まい手は嫌いです。さみしい限りだと思いませんか?
口の悪い設計者は、建物本体はあまりパッとしないので、植栽でカバーしている。植木に隠れることによって、うまく住まいのデザインの悪さをカバーする。だから私は、植木などでごまかさない。デザインで勝負していると・・・。
傲慢な建築家を何人か知っています。
建築家が創ったデザインでエネルギーを周りの環境に影響させる。
まるで自分が神であるかのような人は・・・。
2月だったか、永田昌民さんが京都で自作を語るというセミナーの中で、永田さんは家のことなど一言も言われなかった。今まで、住まいと共に暮らして成長してきた、土・草・樹を全て引越しのときに運んだというお話の中に、永田さんの謙虚さを学びました。
所詮デザインなど有限の世界です。
樹・草は植えてからずっと成長してゆく。
そんな建物以外の環境について、もっと目を向けていたのです。
次は、もくよう連の山崎さんお願いします。
Ms建築設計事務所 三澤康彦